「ギリギリまにあ……」
「間に合ってないです、ナナイさん」
先生があきれた顔をして、私の名前を呼んだ
「初登校で遅刻とはどういう事です」
あ…やばい…
先生かなりキレています
すると、後ろからさっきの黒髪の男の子が入ってきた
「んまぁ!ミカエル君今日は早いじゃないの!先生感激だわ」
「…はい、この子のおかげです。てか、…この子が遅れたの俺のせいなんで」
「そ…そうだったの!しかたないわ、ミカエル君がそう言うんだもの…それにナナイさんはあのバラン様とサツキ様の娘だもの。今回は特別よ」
「ありがとうございます」
周りは私のお父さんとお母さんが、あの2人だと聞いて驚いていた
なんか有名な魔界の貴族らしい
それに…さっきのミカエルって男の子私を助けてくれた…?

