「とにかく!俺も行くから!!ミカエルはさっさと風呂入れば?」 「……言われなくても入る」 ミカエル君はそのままスタスタと不機嫌そうにドアを開けて行った 「ナナイちゃん」 「何?」 「やっと2人っきりだね」 「………そんな事しか考えてないんだね、ラミエル君って」 私ははぁーっと溜め息をつく それにムッとしたのか、ラミエル君が私の手を強く掴んだ 「好きな子が目の前にいて…男が欲情しないと思ってるの?」 「え……?」 ラミエル君の気迫と、発した言葉にゴクリと息を飲む