月夜に悪魔-2-




「う~ん…でも怒られるよ」


「…俺たちだけの秘密だよ」



そう言ってミカエル君は私の唇に指をそっとあてた


「え、…うん。でもさ、ラミエル君には言ってないの?」



「あいつは…いい」


「冷たいなぁ……?」



「…はぁ……」


「あれぇ??ミカエルってば軽く溜め息したよね?」



「……別に」


「ラミエル君、お風呂上がるの早かったね。ちゃんとゆっくり入れた?」


「ナナイちゃんがミカエルに襲われると思うとゆっくり入れないよ~!ましてやエロエロのミカエルだよぅ?」



「ラミエルに言われたくない。…というか自分を棚上げにしないで」



「で、俺は行くよ。一緒にぃ♪ナナイちゃん、2人でバケーションを楽しんじゃおうねぇ~」


「……」



ミカエル君とラミエル君が若干喧嘩ぎみになってるよ…