月夜に悪魔-2-




ガラッ


不意に開いた扉の先には、見た事のある整った顔が


「あ……」


「!!!!!!!?」



ミカエル君ごめん


きっと、きっとわざとではなかっただろうが、洗面器を投げてしまった


ゴンッ!!


おでこにクリーンヒットしてしまって、そのまま倒れてしまった



「ど…どうしよ!!?」


私は急いで服を着て、ラミエル君を呼び、ミカエル君に服を着せてやり部屋のベッドに寝かせた


「………改めてきくけど、ナナイちゃん、ミカエルに何があったの」



ラミエル君が聞いてきた

「……いや、私にもあまりわかんないんだけどね…ミカエル君が急に」


そこまで言いかけると、ミカエル君が急に起き上がった