月夜に悪魔-2-




「お父さん?何しにきたの?」


「んー?ベッド用意するため」



そう言ってお父さんはパチンと指を鳴らすと、二つのベッドが出てきた



「君達のベッドはこれね、くれぐれもナナイに手をださないようにね…?」


今…お父さんの笑顔が怖かった


「……手を出すってどういう意味?」


「やるって事だろ…、つか、ナナイの父さんの場合触るのもダメそう…」


「……ふーん?」


ミカエル君はイマイチ意味はわかっていなかったみたいだが、お父さんの怖さは伝わっているみたいだ



「さてと…何する?」


たしかに部屋に来たのはいいが、やる事を全く考えていなかった