月夜に悪魔-2-




「じゃあ決まりね、おとなしくナナイちゃんと特別な仲になるのよ」


「はぁい」


そこ!ラミエル君返事しちゃだめだろ!



「じゃあさ、案内してよ?」


ラミエル君が聞いてきた


「……仕方ないな~」


私は溜め息まじりに、ラミエル君とミカエル君を案内する事を決めた




――――――
―――……
―……



「ここだよ」


「ここ…ナナイの部屋?」


「あ、うん」



ミカエル君が久しぶりにまともなことを喋った!!


「おじゃましまーす」



ラミエル君は本人の許可なくズカズカと部屋に入って行った



「ちょ…ちょっと!!」

「うわぁ…意外になんも置いてないんだね?なんか男の子の部屋みたい」


「シンプルis theベストよ!」


「でも、ベッドだけはでかいぜ?なんかナナイってヤラシ~」


「え!!?」



「はいはい、会話はそこまでだよ」



後ろを向くとお父さんがいた