月夜に悪魔-2-




「…俺の娘、サラサの息子さんと初日からとても仲良くなったみたいで」


「そうなの?なかなかやるじゃない!!私の息子のどちかがナナイちゃんと結婚すれば、バランと従兄弟になれるわ」



「だめっ!!バランは私のよ」


お母さんは必死でお父さんにしがみつく



「そうだよ、サラサ。君は誰のもの?」


「もちろん、メディオスのものよ。あら?ヤキモチやいてるの?」


「…っ…!」



「…なんか私たちの親ってラブラブすぎて近寄りがたいね」


「……まぁ…一応新婚だからじゃない?」


ミカエル君がそう言った


「じゃあ、ナナイも俺とラブラブになる?俺は大歓迎だけど」



「いいえなりません」



ラミエル君がそう言ったので、私は断固否定した