月夜に悪魔-2-




「ってあれ!!!」


私が自分の世界に浸っている時、ラミエル君が大声で叫んだ



「え?どうかしたの?!」


「ミ…ミカエルが」



私はラミエル君が驚き指さす方向を、勢いよく向いた


するとミカエル君が俯せになって、何かブツブツ言っていた


「ミカエル君大丈夫!?」



私たちが慌てて駆け寄ると


「…お………す…た」


「何?よく聞こえないよ」


「お腹…すい…た」



あれだけ食べてて空くものなのか


でも私が悪いんだよね?

メロンパン貰っちゃったから



「…メロ…ン…パン」


なんかミカエル君が呟いてる



「せんせー!!俺たちミカエルを保健室に運んできます!」


「わかったわ」



ポッと顔を赤らめて先生は言った


ラミエル君…この人とも関係が?



しかもさっき、俺たちって言った?


私もって事かな