月夜に悪魔-2-




その笑顔に一瞬胸が微かに跳ねた


…笑った顔、格好いい



まぁ、手にもった大量のメロンパンがなければ最高なんだが



私はミカエル君からもらったメロンパンの袋を開けた



「あ!ナナイひとくちもらうねー♪」


そう言って、私が手に持ったメロンパンを一口かぷっとラミエル君が食べた



「あ…!」


「あぁ、おいし」


そう言いながらラミエル君は自分の口についたパンをペロッと舐めとった


「でもミカエル大丈夫かな?あいつああみえて大食いだから腹空くかも」


ラミエル君がそう言った


「え…?私本当に食べていいのかな!?なんか悪いし…」



「ミカエルがいいっていうならいいんじゃないの?」



「う…うん」