月夜に悪魔-2-




「いらないよ、こういうのはラミエル君が食べないと」


「なんで?いいじゃんあげるよ」



「ダメっていってるでしょ!??」


私は勢いよくラミエル君を怒鳴りつけた


そばにいたミカエル君もびっくりしてこっちを向いていた



「その弁当、女の子がラミエル君のために一生懸命作ったんだよ!」


「え…はい」



「ラミエル君が食べなくてどうするの!食べなかったら女の子可哀相よ」


「はい…すいません」


素直にラミエル君が謝っていた



「いい?」


「わかったよ」



しぶしぶラミエル君は頷いて、お弁当を口に運んでいた