月夜に悪魔-2-




そんなこんなで昼休み


私は鞄を開けてみてびっくり


お弁当が…ない…



確実に家に忘れて来ちゃった…


私は1人でグルグル悩んでいた



「ねぇ…、大丈夫?」


本気で変人に変貌していた私にミカエル君が首をかしげて聞いた



「あ…!気にしないで」

「おーぃナナイ!!どうしたの?」


さっきまで女子に呼び出されていたらしいラミエル君も聞いてきた



「その様子から見たら、お弁当忘れちゃった?」

ラミエル君ってエスパー!?


「はい、あげるよ。ラミエル君とくせーの愛情弁当♪」


そう言ってかぱっと蓋をあけた


「これ…呼び出されてた女の子にもらったお弁当でしょ?」


「うわぁっ正解!ナナイってエスパー」


って…当たっても嬉しくないし…