「そうなの?俺に言ってくれればよかったのにさ!俺が抱っこしてあげたのに」
「下心がある人はいやです」
私はハッキリいった
「ミカエルも下心あったかもしれないのに俺だけですか…」
私はじっとミカエル君の顔を見た
顔は整っているが、髪はボサボサで…なんかまるっきり下心なんてなさそう
「ん?なに?」
私の視線に気付いたミカエル君が私に質問をした
「なんでもない…!!」
そう私が言った時、トンと地面に彼等の足がついていた
そのままミカエルはストンと私を地面に降ろしてくれた
「あーまだ1時間目終ってねーのな、なにしよっか?」
ラミエルがうーんと唸りながら私たちに聞いてきた
じゃあ授業に戻りましょうよ…
そう思うのは私だけか?

