月夜に悪魔-2-




「そうなの?俺に言ってくれればよかったのにさ!俺が抱っこしてあげたのに」



「下心がある人はいやです」


私はハッキリいった



「ミカエルも下心あったかもしれないのに俺だけですか…」



私はじっとミカエル君の顔を見た



顔は整っているが、髪はボサボサで…なんかまるっきり下心なんてなさそう



「ん?なに?」


私の視線に気付いたミカエル君が私に質問をした


「なんでもない…!!」


そう私が言った時、トンと地面に彼等の足がついていた



そのままミカエルはストンと私を地面に降ろしてくれた


「あーまだ1時間目終ってねーのな、なにしよっか?」


ラミエルがうーんと唸りながら私たちに聞いてきた



じゃあ授業に戻りましょうよ…


そう思うのは私だけか?