最初は急降下して息苦しかったけど、徐々にゆっくりになっていった
「び…びっくりした」
「うん、俺も」
平然とミカエル君は答える
「やっぱ2人は羽が慣れてないからかな…、バランス崩しちゃった」
「ごめんね」
「なんでナナイが謝るの?」
「なんとなく…」
私は恥ずかしくて俯いてしまった
「ナナイ?」
ミカエル君は心配そうに私を見つめていた
「あーっ!!!?ミカエルずるっ」
下からラミエル君がやってきた
「なにが…?」
「だってナナイをお姫様抱っこしちゃってるじゃん!ナナイ怖かったの?」
「いや…、ナナイ羽がまだ生えてなかったんだってさ」
ミカエル君は私のかわりにラミエル君に言ってくれた

