「屋上でなにをするつもりなの…?」
「いやぁ…本当は屋上って立ち入り禁止なんだけどねー」
そう言ってラミエル君はへらっと笑う
余計入っちゃだめじゃん
「ここねぇ~、空と近いから珍しい星クッキーがタダで食べるんだよね」
ラミエル君はチラッとミカエル君を見ながら言った
「ミカエルは大好物だもんな」
「っ……悪い?」
「悪くないから連れてきたんじゃん」
たしかに星クッキーって珍しいんだよね
なんかお父さんがいつも食べてるけど
「ん、あーんして?ナナイ~」
はっとすると目の前にラミエル君の顔がドアップであった
「うわぁっ」
「そんなに驚かなくていいと思うんだけどな、ちょっとショック」
「あ!ごめん!!」
「じゃあ、あーんして?」

