「あんまり寝れなくって、早く起きてきたんです。あ、今おじさんとおばさんの分のトーストが焼けるので、座って待っててください」 2人はありがとう、と言って席に着いた。 それから、3人で朝食をすませて、私はいつもより早めに家を出て学校に向かった。 朝の空気は冷たくて、制服のポケットに手を入れて暖をとる。 通学路を歩いている最中に ふと、 気がつく。