これで最後。暁を忘れる―







「ここでか‥?」




「さすがにだめだね、陽生もいるし‥日向にもばれたくないでしょう?」




「‥‥‥―――。」





その問いかけには答えなかった。





「そこは?」





暁の運ばれてきた病室は個室で2部屋だった。




「‥わかった」




あたしはブラをつけ、隣の部屋へと移動する。