「おい―!!何やってんだよ!」


ボカッ


新と名乗る男は倒れた

あたしはいそいで服を直す


「あき‥ら‥」

日向が暁を見ておびえている


「日向ッ!どういう事だよ!!いくらなんでもやり過ぎだぞ!」


「暁が‥あたしを見てくれないから‥勇飛がじゃまだったの!!!」


「じゃまってなんだよ!つか何だよこの男!!!」


「ただの遊びなかまだよ」


「ただの遊び仲間でここまでやってくれるか?」


「‥‥‥ただの遊び仲間だと思う?」


「‥“仲間”ッてだけぢゃないんだな‥」


「そ‐だよ‥」


「‥‥‥。」


あたしはその場をゆっくりと立った。


「勇飛大丈夫か?」


「うん‥」


「暁の‥馬鹿!!あたしぢゃなくて‥違う女心配してんぢゃん!!」


日向は学校の門に向かって走った。


「つ―!!日向ァ!!」


「こないで!!!!」



ぷ―――――ッ



日向の目の前には車があった



「やッ‥」


「―――――ッ‥か‥‥ッ!」



はっきりとは聞き取れないが暁は日向以外の人の仲間をよんだように思えた‥




「やッ‥やぁ‥あきら‥あきらッ‥暁!!目ぇ覚ましえ‥あきらッ―――!!!」



あたしの目の前には大好きな暁が頭から血を流している姿と涙を流しながら暁を揺らす日向がみえただけだった‥