恐怖が蘇る。




体全体に汗をかく。




「勇飛、話がしたいんだ」



「‥‥‥‥‥。」



だめだ。話すな。



話したら‥日向に‥なにをされるかわからない‥。




「勇飛‥無視すんなよ」


「‥‥‥。」


お願い‥嫌いになって‥日向を大事にして。


「勇飛!!!」



あたしの肩をぐらぐらと揺らす。



「無視‥すんなよ‥」


本当はとってもしゃべりたい!



だけど‥次はない‥



ガタッ物音が聞こえた。


暁はきずいてない



見るとそこには日向がいた、携帯を耳元にあて誰かに電話をしている‥





あの男だ‥‥‥