けど‥それも嫌で。
そいつをかばった。
「これで奈美の気持ちがわかった?これがあんたのしてきた事」
「たった1日だけなのに‥自分が否定されてるようで‥俺ここにいていいのかな?って思った。辛いな、いじめられる側わ‥」
そう言って手が少し震えてた。
「もう誰もいじめないであげて、いつか‥大切な人のために使って。―そして最後に‥奈美に謝って‥」
男子はすぐに謝りにいった。もう二度としないと誓い。
そして中学に上がると同時に転校してしまった。
だから‥あたしはいじめがやなんだ。
奈美みたいな人をかばう事のできなかったあの弱さが‥嫌だった。
奈美みたいな人を作らないでほしかった‥
だけど今、そのいじめはあたしにふりかかってきた。
逃げない。
頑張る。
と中くじけちゃうかもしれない、けど‥あたしは日向と向き合う。
たった一人でもあたしの味方が現れたら‥
そこでいじめは解決するはずだから‥


