そしてその日の放課後、

隼人とあたしは今野さんの居る

サッカー部のロッカーに向かった。


あたしはなんとなくだけど怖くて、

隼人の大きくて温かい

背中の後ろに着いていった。



「おい、今野。」


隼人がそう言いながら

サッカー部と書かれたプレートの下がる

青いロッカーのドアを開いた。