龍平の優しさだけが今、

何よりも心の支えになってる事を

今更思った。



――― 「龍平!!」


思わず出たあたしの声に

龍平が振り返った。


“なんでいつもそんなに優しいの?”

そう聞こうとしたけど、

何か・・

聞いてはいけない様な気がしたから

あたしはこう言った。



―「またあしたね!」