「もう、だめだ…」

 それは私が今、一番聞きたくない言葉だった。
 
 「でも、私…」

 そう言いかけて、それ以上、何も言えなかった。
 
 私には、わかっていた。
 これ以上、言ってはいけないということを。
 
 言いたいことは、たくさんあった。
 

 私は先生が、大好きなんだ…―――