ハイビスカス

「綺麗な顔して……痛かったろうに……」


「安らかにお眠りください。」



たくさんの悲鳴と鼻水を啜る虚しい音ばかりが響いた。



私の目の前では何が起きているのか………。


真っ白だっ!!!


私の目には何も写らない。


ただ今、私は3年前の事をゆっくりゆっくりと思い出していく。


今の現実から逃げるタメに………。