「失礼します」

そういって、ドアを閉めた。

「あら、ロック」

後ろを振り返ればケーキを手にした母上がいた。


「母上。。どうしたのですか?」

「焼いてみたの。食べてくれない?」

そういって母上はケーキを差し出した。

ふわりと甘い香りが漂う。

「いただきます。」

部屋に戻った。