「私の部下です。
ミラ。苗字はありません。
実の両親の記憶はありません。
戦闘チームのチーム長でありながら副総務官も務めています。」


「舞え、花の舞―」

ミラはそういうともっていた銃を両足のふくらはぎに打ち込んだ。


「自分の足を自ら撃った!?」

ロックは唖然として言った。


「ミラの使う「花の舞」はいまこの国での戦闘力はトップだと思います。ミラはとても特殊で、打ち込んだところに花の舞を使うことができます。
もっとも、ミラは自分のふくらはぎに玉をうって、ブーツのように形状を変えて戦うことが多いですね」