とりあえず、沖田陸に私の存在を気がつかれないようにしよう。


それがきっと一番いい。



そして私は寝たふりをし始めた。



―――――――………


予鈴がなり、休み時間になった。


「沖田先生〜♪」


ヤツの周りにはたくさんの女子。


色々な質問をされているみたい。


ヤツは一瞬にしてたくさんの女子のハートを奪ってしまったみたいだ。


まぁ、あの容姿じゃ無理はないだろう。

私も最初はそうだったもんなぁ。


でもみんな気をつけて。

ソイツは最低なスケベ男ですからっ!


そのうちボロがでるわよ……。


そう思い、密かに笑ったときだった。