「はぁ〜」

「何ため息ついてんの?優奈ー」

「麗菜〜だって…だって…」

「もぉ〜泣きそうな顔しないの!だいたい理由はわかるから。」
だったら聞かないでよぉ。でも…
これが麗菜の優しさなんだよね?
麗菜は、私の一番の親友。私より可愛くて、麗菜の大きな目に見つめられたら、絶対惚れてしまう。


「ねぇ、優奈?あれでいいの?」
麗菜が真也の方を見て聞いてくる。
「いいわけないじゃん!」
もぉ!ファンの女の子くっき過ぎ!!
そこは、
私の場所なのに…
たぶん
何で…何で…真也は嫌がらないの?
ねぇ、真也…そんな顔で笑わないでよ…

私のこと好き?