「………全部聞いたよ。」 突然英二が口を開いた。 「……へ?」 それに対して、いろいろ考えていた私は、変な声を出してしまった。 「誠とかゆー奴の事。」 !! 「………そっか…。」 きっと私、嫌われただろうな… 歳だけで人を判断する奴………って ま、自業自得かな… 「………舞。」 「……ん゛?」 「なんで泣いてるんだ?」 英二が玄関から上がって、近付いて来た。 「…………え?」 本当だ… 私、泣いてる。 ……なんで? 今日は泣いてばっかしだ…。