「またね、舞。」 「うん、学校でねマナちゃん!」 マナちゃんの家の前で車は止まり、マナちゃんは降りた。 ブロロロロッ 車が発車しても、私は後ろを向きながらマナちゃんに手をふっていた。 「舞」 「んー?」 角を曲がって、マナちゃんが見えなくなったところで不意に名前を呼ばれて振り向いた。 そこには、朽木の顔がドアップであった。 「なっ!」 顔がどんどん近付いてくる。 私は咄嗟に自分の口を塞いだ。