ケータイの時刻を見る。
もう９時か・・・。

会社に行くのは、昼過ぎに行くか。

「まだ９時だし、なにする？」

「えっ！？いきなり聞かれてもわからないんです。」

「う～ん。その足だと外に出れないよね。」

「・・・」

「じゃ。俺が代わりに架倚の荷物まとめるか。」

「えっ？いいです。自分でやります。」

「ダメ～。そんな足でできないでしょ？」

「でも・・・。」

「ツベコベ言わないの！！」
そして、また彼女を抱きあげた。

今度はジタバタせず大人しくしていた。