「今の仕事、辞めろって事か?」
「そうよ!当然じゃない!よくもまぁ、私の前で、いけしゃあしゃあと、次の女とイチャイチャ出来るわね。その神経疑うわ!直也に聞いたけど…ドラマチックでも色々とやらかしたんだってね。あんたは、男の屑よ!」
屑…くず…言い返す言葉はなかった。
俺は屑…屑の反対言葉って何だっけ?
屑が、役に立たなくなった不要品とすれば、反対語は、役立つ必需品って事か?
それなら…野田にとって俺は屑になったかも知れないが、イーグルにとっては、必需人なんだけどな……。
しかし、野田が直也の本命馬になったとは、これ意外…この女、騙されてる口じゃないの?
「人の話、ちゃんと聞いてんの!私のプライドが許さないから、今すぐよ、もう明日から店には出て来ないで!」
お客じゃない…直也の本命馬って事は…店に呼ばれてはいない、店外で付き合っている女?
俺は、野田の言い分より、直也とこの女の関係が気になって仕方なかった。
野田に聞いてみた。
「ドラマチックへは、たまに飲みに行ってんの?」



