春昼夢

  
気がつくと、

もうすっかり夕暮れになっていた。


「あ、もうこんな時間だ!」

「お姉ちゃん帰っちゃうの?」

「あ、キミは?お家どこ?」

「お兄ちゃんがくるの!」

「俊也!」


男の子は急に振り返った。

多分、「俊也」はこのコの

名前なんだろう。