声がした方に歩いていくと、小さな公園があった。 そこには、腰をかがめてあっちこっちを行ったり来たりしているおじいさんがいた。 「あの、どうかしたんですか?」 「はてね、大事なものを落としてしまってなぁ…」 ………。 え? 「な、何を落としたんですか?」 それが分からないと探しようが… ない……。