「その、麻里とかいう子の言ったことはごもっともじゃなぁ…。そう思わんか…?」 あたしは頷いた。 「だけど…。よく分からないんです。フラレた理由(は、ちょっと(!?)しつこく追っかけたりしたから…?)とか、どうしたら上手くいくとか。今までも考えたこと、あったんですけど…。 考えれば考える程分かんなくなっちゃって…」 私はうつ向いた。 足元の小石を蹴っていると、おじいさんが信じられないことを言った。