壊僕症-15年間の僕-




少し悩んで11歳の頭でわかったことは


その人は『好き』じゃないということと、



いつも応援してくれてた…

奈菜のことが好きなんだということ




11歳というのは一見子供に見えて意外に現実を知っている




女が女を好きになるのはおかしいこと






そんな知識が身に付いている僕はそのとき自分が自分がじゃないように感じた






僕は異常なのかと、


そう思うようになった