林檎と蜂蜜


梨紗が俺を誘惑する紅い林檎だとしたら。

猛はその中に潜む毒の蜜か。

さしずめ俺はその2人に翻弄されっぱなしの人間だ。

何にしろ明日猛の機嫌が直っていることを祈りながら、俺は伝票と梨紗の手を握り、席を
立ったのだった。


     -END-