「…まさか…そんな、もう12年も前だぞ!?」 話の途中から顔色が良くなかったのは見えていたが 終わった途端顔を両手で覆い、錯乱状態になっていた 「ちょ、どうしたんすか!?」 俺は慌てて藤原の肩へと手を置き、落ち着かせようとしていた 「そんな事…くそっ…!」 多少は効果があったのか、少しずつではあるが落ち着いてきた