『…何ですか??』
「うん…裕也くんだっけ?その子、多分保健室で休んでるより家でゆっくりしといた方が楽だと思うのよ…
だから、ちょっと保健室で休んで、落ち着いたら家へ帰してあげてくれないかな?」
『あっはい!わかりました!!
じゃあ…それまで保健室お借りしますね?』
「うん!ごめんね!!それじゃあよろしく!!」
先生はニコッと笑って保健室を出て行く…
バタバタバタッ
「あっそうそう!裕也くんが目を覚ますまでここに居てあげてね!!」
さっき出ていったはずの先生がバタバタと戻ってきてあたしに言う。
『えっ?何でですか??』
「だってそんなにしんどそうな子を1人にするのは…ちょっと気が引けるでしょ?」
『まぁ…そうですけど……私、授業もありますし…』
「その事なら大丈夫よ☆」
『はい?』
「あたしが担任の先生に言っといてあげるから☆」
『え?そんなのいいんですか??』
「いいのいいの!!
じゃっよろしくね!」
そう言って先生はまたバタバタと保健室を出て行った。
