お願いします!!!!!


という気持ちで8組の中を覗く…






「おーいそこの2人〜♪」



…と、後ろから声がしたので梓と2人で振り返る。




「何してんのっ?♪」




その声の主を見たとたん、私達は一気に固まる。



だって…


そこに居たのは…



さっきの恐そうな先輩達だったんだもん!!!




「おーい。2人して何固まってんの??」




『あっいや…別に…』




「まぁいいや。
俺らとメアド交換しない??」




「『えっ!?』」




「ねっ!?いいっしょ?♪」



うぅ〜
こういう時ってどうしたらいいんだろ…




「あの…私達彼氏居るんで!!

失礼します!」




『えっ!?』




梓がおかしな事を言ったかと思うと、今度はあたしの腕を掴んで走り出した。




『ちょっ、梓っ!?』




あたしが1人で混乱している内に
あっという間に自分達の教室まで帰って来てしまった。




「ふぅ〜危なかったぁ」




『た、確かに危なかったけど
あたし彼氏なんていないよ!?』




「分かってるよ」




『じゃあ何であんな事言っちゃうのさぁ〜』