古典の授業を終えた休み時間。
これが最後のラストチャンス!!
絶対に見つけないと!!!!!
「よしっ!
さっき4組まで行ったから、次は5組だ!!」
そう言って5組に来たのはいいものの…
「『誰も居ないじゃん!!!!』」
5組は移動だったのか、まだ誰も教室には帰ってきてなかった。
「6組は!?」
私達は急いで6組の中を確認する。
……みんな居る……けど………
「なんか……みんな必死にノート書いてるっぽいね…」
『うん…』
今度はみんな教室には居たんだけど、みんな黒板にびっしりと書かれた文字を写すのに必死って感じで……
とてもじゃないけど、教科書を貸してくれるように頼めるような雰囲気じゃなかった。
「無理っぽいね…」
『うん…次行こ。』
そして7組……………はスルー。
だって入口の所に恐そうな先輩らしき人達が居たから…。
…
『へへっ』
…
「ははっ」
私達は何も言わなくても同じ事を思ったのか、少し苦笑いした後、7組を通り過ぎた。
そして最後のクラス。
8組………
