「ただいま…」


「あっ!美桜おかえりー。」



お母さんが台所から顔をだして言ってきた。


「ご飯できてるから,早く着替えてきなさーい。」


「はーい…。」




…バタンッ。


自分の部屋のドアをしめ,ベッドに横たわった。



「佐伯君…かぁ…。」


今日の図書室での事を思い出す。



佐伯君を"男の子"として意識した事がなかったから…


告白されてすごくびっくりした。


あの佐伯君が私の事を好きって…


あぁ〜!!

思い出すと恥ずかしい。





その夜は全然眠れなかった…