「とりあえず,本の仕分けをしないと…」 「じゃー俺と美桜ちゃんは小説を並べるから,ハルはその分厚い辞典を並べといて〜。」 そう言って佐伯君は私の腕を掴んで歩き出した。 ハルは私達の後ろ姿を事を黙ってずっと見ていた。