4年目の贈りもの[短編]



聞き慣れた声のはずなのに。

すごく、懐かしい気がして。




『この4年間、綺には辛い思いとか、嫌な思いとか…いっぱいさせたと思う。

いっぱいいっぱい、傷付けたと思う。


でも俺は、綺のこと大好きだから。

これからも傷付けるかもしれないし、泣かせることもあるかもしれない。


けど、ずっと側にいて欲しいから…

なんて言うか…その…



えー…長谷川綺さん。
俺と、結婚して下さい!


俺は、綺が思ってる以上に綺のこと好きだし、愛してるから。


本当はこういうこと、直接言った方が良いんだろうけど…


その…綺がオッケーくれたらさ、この方が思い出に残るじゃん?
それでさ、何年経っても「こんなことあったね」って笑い合おうよ。



じゃあ…いい返事を期待してます!』




そのまま陵の声は途切れ、また機械音だけが耳に響く。