「ただいまー…あ、宅配便。」


次の日学校から帰った私の目に飛び込んできたのはお父さんからのフルーツ。


「お姉ちゃん、残念だね〜!!
 あと30分早かったら見れたのに〜」


「え…またその人だったの!?」


「うん!!あはは〜残念!」


香奈がにくたらしく言う。
…むかつく


「2日連続で来たら絶対当分こないじゃーん!!」


脱力しながら玄関で叫ぶ。


「わかんないわよ〜?」


お母さんの言葉までにくたらしく聞こえる。


「もう!!超見たいんだけど!!!!」


ここまで来たら見たくてしょうがない。
絶対見てやるんだから!