……耳元で鳴り響く呼び出し音。


私は……


傷口を刔りながら……


あいつが出るのを……


じっと待つ……。


あはは……


出たらまず何を話そう?




………とりあえず………




『逢いたい』




私の身体……

もう沢山の血にまみれてるけど………、

きっとあいつは、
そんな私の身体をそっと抱きしめてくれる……。



信じてる。



他のやつらは信じられないけど……、



あいつだけは信じてる。



きっと……あいつも。
同じ気持ち。