運命の弄び

私を取り囲むようにして倒れている、
三人の身体たち。


それぞれがみんな同じ部分から黒い液体を醸し出していた。

……そう、
こいつらはみんな裏切り者。


私の幸せを嫉んで、
それを奪おうとした悪魔なんだ……。


……死んで当たり前。
悪魔は消えて当たり前。


私は殺したんだ……。
悪魔を。
私は勝ったんだ……。
悪魔に。


でも……どうしてだろう。

……『痛み』がおさまらない。
痛い…痛い……イタイ……イタイよ……。


こいつらを殺せば『痛み』は治まるはずだったのに……ドウシテ?


ドウシテ、イタイの?


イタイ……助けて……、
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて……