鈍感彼女と無口な彼氏



あれから私は走って走って、走りまくって…






無事、入学式に間に合いました!



そして、今に至る、と。





今は光とお話中…




「そうだ!光聞いて、あのね…」



私は今朝あったことを全部光に話した。



「へぇー。で、一目惚れしたわけか」



「えっ?これ一目惚れなの?」



「だって胸がドキドキしてんでしょ?決まりじゃん」



光はニヤニヤしながら言った。



「そ、そうなんだ」



一目惚れ…。



私があの子に一目惚れか。




これが、恋…?




「で、その男の子の名前は?」




「……………」



…あっ



「はぁ。名前ぐらい聞いときなさいよ。聞いといて損はないでしょうが」




「ひかるぅー、どうしよう。聞いとけばよかったぁ(泣)」



「はぁ…」