浅賀さんは時間をきちんと守る人。

だから、待ち合わせに間に合わないときは連絡をくれる。

でも今日はそれがなかった。

不安になった私は、浅賀さんの会社に行く事にした。

実は、浅賀さんの会社は1度も行ったことがない。

電話を1回かけたことがあるだけ。

そのため私はとても緊張していた。

会社の場所は、記憶を頼りに探して見つけ出した。


会社を目の前にすると、緊張が一気に増した。

会社の入り口には浅賀さんの姿が見えた。

会社に入ろうと自動ドアを通った瞬間、衝撃を受けた。