きっと友達に相談しても、解決出来ない問題なんだろうと思った。


「…どうしてもダメなときは抱え込まないで、話せよ…。」

『…うん。ありがとう…!』


どうすることもできない俺は、それだけ言って電話を切った。

その翌日、営業で部下と取引先の店に商談することになっていた。

その商談も終わり、部下と会社へ戻る道の途中、話をした。


「にしても浅賀さん、すごいですね!取引先の人を納得させるなんて!」

「そうか…?」

「そうですって!それに…浅賀さん、昇進の噂が出てますし!」