Side月
『嘘ってなに…』
俺を取り残し走っていった安佐奈南
グラウンドに一人立ちすくむ俺はつぶやく
勢いで言ったけど物凄く恥ずかしかった
まわりに人はいなかったけど死んでしまいそうなくらい恥ずかしかった告白
なのに…
ざわざわ
式が終わったらしく沢山の人がでてくる中
俺は負のオーラをだしまくり落ち込んでいた
『おい月?そんなとこ立ってなにしてんだよ?
なんか黒い空気漂ってるし
やめろよな
気分害するんだけど』
たった今人生初の告白をして振られた俺に知らないとはいえこの言葉
さらにショックを受ける
そりゃ告白してふられりゃ黒い空気も漂うっつうの
『そいやクラスみた?』
『そんな暇じゃなかったよ…』
『はぁ?訳分かんねぇ奴…
それなら抜けていった今までの時間なにしてたんだよ』
呆れたようにため息をつきいう友達
『うるさいな…
自分で見てきなよ』
俺はそう言って少しにらみつけた
『おー怖い
なにがあったか知らねぇけど入学早々そんなんなるべくなしにしようぜ』
そう言ってポンッと俺の肩に手をおき
『クラス表みてくんな!
お前のもついでに』
言って人ごみに入っていった
俺はその後ろ姿を見送り友達がくるのを待っていた
しばらくして…
『つーき!』
「あ、藍
どうだった?」
クラス表をみて戻ってきた友達、こと田中藍に聞く
『俺も月も5組で一緒!
やったな!』
俺の問いに藍は嬉しそうにニカッと笑って答えた

